コンテンツへスキップ

Cart

カートが空です

Spazio Series Directors Desk with Lamp by Studio BBPR for Olivetti, 1960

セール価格¥3,300,000

税込価格


Spazio Series Directors Desk with Lamp by Studio BBPR for Olivetti, Italy 1960 

イタリアを代表する企業 Olivetti のために、1932年にミラノで結成された伝説的な建築家集団「Studio BBPR」が手掛けたオフィス家具シリーズ「Spazio」です。デスクを設計するのではなく、働くための空間そのものをひとつのシステムとして捉え、その思想を唯一無二の形状へと落とし込んだイタリアン・モダンデザインを象徴する作品です。

Studio BBPRは、ミラノ工科大学を卒業した4人の若き建築家、Gian Luigi Banfiジャン・ルイージ・バンフィ、Lodovico Barbiano di Belgiojosoルドヴィコ・バルビアーノ・ディ・ベルジョイオーゾ、エンリコ・ペレスッティPeressutti、エルネスト・ネイサン・ロジャースErnesto Nathan Rogersによって結成されたデザイン集団です。戦後イタリア建築の展開に大きな影響を与え、建築からインテリア、プロダクトデザインに至るまで幅広い領域で活動しました。Spazioシリーズは、1959〜60年頃にOlivettiのオフィス家具部門であるOlivetti Synthesisより展開されました。細いスチールパイプによる構造体に、デスクトップ、ドロワー、キャビネット、パネルといった各要素を組み合わせるモジュラーシステムを採用、必要な機能を独立したユニットとして構成することで、用途や空間に応じて柔軟にレイアウトできる、当時として極めて先進的なオフィスシステムでした。大きく広がるデスクを中心に、複数の収納ユニットとサイドキャビネットが組み合わされ、さらに専用ランプが一体となることで、ひとつの小さな建築のような構成を見せています。淡いオリーブベージュの塗装と黒く縁取られたデスクトップ、細く伸びる脚部の先には、床を捉える黒い円盤状のフットが取り付けられています。直線を基調とした厳格な構成の中で、引き出しのハンドルや脚先、キャスターといった部分には曲線が用いられ、工業製品としての合理性だけでは終わらない、どこか有機的な表情が与えられています。また、収納部分に見られる蝶番や接合部、フレームとキャビネットの関係も非常に明快です。構造を覆い隠すのではなく、むしろその仕組みそのものを造形として見せる。そこには、建築家によって設計された家具ならではの視点があります。さらに一方で、長い年月を経た塗装面には細かな擦れや傷、色の揺らぎが残り、工業的なフォルムに柔らかな時間の層を加えています。均質で完成された新品にはない、使われてきた家具だけが持つ深い表情も魅力です。厳密なモジュールと経年による偶然性が重なり合うことで、この個体ならではの存在感が生まれています。

*Spazioシリーズは1962年、イタリアを代表するデザイン賞「Compasso d’Oro」を受賞しました。当時の審査では、単体の家具ではなく、工業的な方法によって「仕事の空間全体」を体系的に設計した点が高く評価されています。

Spazio Deskは現在、ニューヨーク近代美術館 MoMA Architecture and Design Collectionにも収蔵されており、20世紀のオフィスデザインを語る上でも重要な位置を占めています。Olivettiという企業文化とStudio BBPRの設計思想が重なり合った、イタリアン・モダンデザインを代表する逸品です。

Desk : W195 / D80 / H77.5  cm
Side cabinet :  W74.5 / D53 / H57  cm

在庫確認・送料に関しましては、お気軽にお問い合わせください。

Spazio Series Directors Desk with Lamp by Studio BBPR for Olivetti, 1960
Spazio Series Directors Desk with Lamp by Studio BBPR for Olivetti, 1960 セール価格¥3,300,000

Contact