Scandinavian wingback chair from Denmark 1930s

Scandinavian wingback chair from Denmark 1930s

ゆるやかに時間が流れる椅子。自然と向き合える椅子。気持ちが柔軟になる椅子。重要なのは今この瞬間、目を閉じながら季節の移り変わりを堪能できること、見える景色が変わる椅子。

肘置きに施された彫刻のような削り込みは、アームレストの役割を越え、多彩な表現力で魅了します。丁寧に施された飾り鋲も然り、1930年代の時代背景を彷彿とさせながら佇んでいます。背面にある多少のシミは風合いと解釈し、張り直しは行わないことにしました。この風合いは100年近い年月が培った創造物。時代の変化をものともせず悠々と存在しているこの椅子は、まるで作者と経年が合作した芸術作品のようです。

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